自転車旅行であなたが一番心配していることはなんでしょうか?

体力が持つかな……、バイクが壊れないかな……、など色々あると思いますが、一番は落車などによるケガではないでしょうか?

とはいえ、荷物はなるべく少なくしておきたいもの。ここでは優先度の高い順に、必要最低限で用意できる救急用具についてお話しします。

①必要度100%の救急用具

細かい説明は後にして、まずはリストを見て下さい。最低限、これだけあれば数日の自転車旅行でのケガは対処できます。

・日焼け止め
・水
・三角巾
・絆創膏
・健康保険証(コピー可)

意外かもしれませんが、一番使用頻度が高いのは日焼け止め。個人差はありますが、日常的に肌を焼いていない人の場合、走行10分で焼けはじめ2時間で水泡が、といった事態も起こります。特に海水浴などで赤く日焼けする人は要注意。曇り空であっても日焼けすることがあります。小まめに塗りましょう。

擦り傷や切り傷が化膿してしまうのはほとんどの場合、洗浄不足が原因。とはいえ、落車した場所にきれいな水があることは殆どありません。最低でもペットボトル1本分500mlの水は、バックパックに入れて常に携帯しましょう。

三角巾が包帯の代わりになるのは言うに及ばず、「布」が必要になる、ありとあらゆるシーンで重宝します。身体に巻けば日除けにも防寒にもなり本当に便利です。なお、三角巾の巻き方は日本赤十字社のホームページに動画がありますから、ぜひ参考にしてください。

使い慣れたシューズを履いていれば、旅行中にクツ擦れが起こることはめったにありません。絆創膏の用途は傷の保護ですが、一番ありがたいのは大抵のものに貼り付く粘着性があること。自転車にメモを貼ったり三角巾や包帯の端を留めたり、工夫次第で用途はとても広がります。防水タイプが特にオススメ!

最後に健康保険証。普段から財布に入れてあれば問題ありませんが、意外と忘れているものです。もちろんその場での支払いは10割負担ですから、ちょっとしたケガでも結構な金額になってしまいます。後日提出すれば7割返ってくるという情報もありますが、全てではないようですし病院に行くのは面倒です。

②できれば持っておきたいもの

・消炎鎮痛ジェル
・冷感湿布

宿泊場所について誰もが必ずすることは、翌日に向けた「今日の疲れを抜く作業」です。マッサージ用のジェルやクリームを持っていくことも可能ですが、日焼けしたりしていると痛くて思うように捗りません。

そんな時に重宝するのが消炎鎮痛剤のジェル。塗るとヒンヤリして助かります

。ただし、ものによっては血管を収縮させる作用もあるので、乳酸を抜くためのストレッチやマッサージはシャワーを浴びる時に、水の滑りを利用して行っておきましょう。

消炎鎮痛ジェルの効果は1時間程度でなくなってきます。「そろそろ切れて来たな」と思ったら湿布を貼っておきます。効果は一晩ほど続きますから、翌朝が思った以上にラクです。

いかがでしょうか?最低限の救急用具でも使い方次第で何役もこなすことができるんです。

また、救急用具でなくてもその代用ができることは多々あります。例えばメモに使うつもりだったノート。「これは折れたかも……」というときにはクルクル丸めて添え木の代わりにしたり……。

装備全体を見回して「こんなケガをしたらこれが使えるかな」とシミュレーションしておくと、イザと言うときに役立ちます。

逆に消毒薬やキズ薬などは不要です。消毒薬の効果は持って一時間、キズ薬は医者にかかった際、むしろ処置のジャマになることもあるからです。それよりはしっかり洗って三角巾を当てて病院に行く。その方が賢明です。