自転車は道路交通法上「軽車両」に分類される車両です。自転車に免許は要りませんが、この法律は守らなければなりません。

事故を起こしてから「知らなかった」では済まされませんし、そのせいで自転車旅行をリタイヤするのではもったいない。加えてあなたも過去に運転マナーの悪いドライバーやライダーに辟易したことがあることでしょう?「では、あなたは大丈夫?」、そう聞かれて胸を張れるように、運転マナーをおさらいしておきましょう。

①交通ルールの遵守

自転車は車両なので原則車道を走らなければなりません。例外は歩道を走る標識や表示がある場所、また交通量が多い、幼児・シルバーであるなど、やむを得ない事情で車道を走れない場合。

この場合は車道寄りを徐行しなければなりません。「徐行」と言われるといまいちピンと来ず「ゆっくりってことでしょう?」くらいの認識になりがちですが、危険を感じた時にすぐ止まれなければ、それは徐行とは言えません。自転車の場合、およそ時速4~5kmです。

また、自転車は車両ですから、一方通行の場所以外は左側通行です。でも行きたい場所が右側にあったりして、そんな面倒なことはやってられない!そんな時は自転車を降りましょう。

自転車を降りれば歩行者ですから道路の右側を歩くことができます。ただその場合も歩道の中、もしくは道路の右端を歩いて、他の車両や歩行者に注意しましょう。

他にも一時停止の標識や表示に従ったり、二段階右折の標識に従ったりと、守るべき交通ルールはたくさんあります。あなたを事故から守るためのルールですから、必ず守りましょう!

②自分の存在を周囲に知らせる

歩道を走っていて「なんでこのオバサン避けてくれないんだろう」と思ったことはありませんか?理由は簡単、あなたに気付いてないから。人間の目や耳は、基本的に前方からの情報を受け取るようにできています。そのため、後方からの刺激にはなかなか気付きません。

後方から自分の存在を知らせるためにはちょっとした工夫が必要です。一番簡単なのはベルを鳴らすこと。ベルの高い音は騒音の中で目立つので、耳に異常がなければ大抵は気付いてもらえます。

とはいえベルを鳴らすのは「ジャマだ!どけ!」って言っているみたいで気が引けますね。そこでオススメしたいのが自転車に小さな鈴をつけておく方法。真後ろで急にベルが鳴るよりも穏やかに気付いてもらえます。

また、夜間の走行では前照灯(ヘッドライト)とテールランプは必須です。夜間、自転車というのは歩行者と同じくらい見えなくて怖い存在です。

試してみれば分かりますが、テールランプの効果は絶大です!後ろから追い抜いて行く自動車が、徐行してくれたり広く幅を取ってくれたりします。早く気付くことでドライバーにも余裕が生まれ、それだけの対応しやすくなるからです。

③目と耳は絶対にふさがない

自転車に乗るときに周囲の情報を受け取っているのは目と耳です。どちらか片方の情報が欠けるだけで反応速度は大きく下がってしまい、危険を察知・対処することができません。

そのため、走行中に音楽を聴いたりスマホやナビを操作したりすることは厳禁。一昔前、走行中の携帯操作や通話が刑事罰の対象になって話題となりましたが、自転車であっても道路交通法は守らなければなりませんから、これは自動車に限った話ではありません。

いかがでしょうか?ここに書いたようなことを旅行中、ちょっと意識しておくだけであなたの運転マナーはさらに向上し、周囲の自動車や歩行者とも良好な関係を維持できるはず。

マナーを守って、ぜひ楽しい自転車旅行を成功させましょう!